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実家の飼い猫がその生命を全うした。
ちょくちょく帰っているので、自分ちのネコという気持ちが強い。 持病がある上に年齢的にもそれなりの、もう少しで12才だった。 年末から元気も食欲もなかったので、マズいかなとは思っていた。身内は暗黙の覚悟をしていたと思う。(病院でもそれっぽいことを匂わせてくれるものなのだ)実はおととしの暮れにも食べ物を受け付けなくなって、その後立ち直ってくれたのだ。よくもまあ、あの猛暑も乗り越えて1年間がんばってくれたと思う。もともとが病弱な迷い猫だったのだ。 まるで眠ってるような姿だった。でも触ってみるともうそこには生命がない。冷たくて硬い。毛並みはまだきれいだ。なのに剥製のようによそよそしい感触だ。その毛皮の1本1本の先にまで生命が宿っていたんだな、とあらためて思った。生命を持ってこその毛皮なのだ。 子供の頃から犬も猫も飼って、その度に死も見ているけど、やっぱり毎回思ってしまう。命ってなくなるとほんとにないんだよ、って。その身体で、もう生き返ることなんてないからね、諦めてね、って教えてくれてるみたいになるのだ。どうして死んでいくものが残るものに気を遣うんだろうね。 そんなことを思ったら駅のホームで泣けてしまった。 いいさ、ターミネーターだって人間が泣く気持ちがわかるって言ってたもの。
by usa-log
| 2005-01-30 21:15
| 世界は謎にみちて
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