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usa*log 晴れ。ときどき、うさぎ王国

読書感想文。

本は好きだ。自発的に読む限り大好きだ。

そういえば何年か前、実家の押し入れを片付けていたら、小学校の時の読書感想文が出てきた。
「ナイチンゲールをよんで」どうやら偉人伝を読みまくっていたらしい、その時代。
素直に偉い人だと感動しているらしく、しかもなかなか臨場感も伝わる文章じゃないか、ほぉー。などといい気になって最後まで読んだら...やっぱりオチがあった。
「...とてもわたしにはできないとおもいました」ダメじゃん!

学校では「主人公の気持ちになって考える」だの「作者の言いたいことはなに?」なんて言われ続けてた気がする。
終いにゃ「ここのとこをちょっと直したら○○コンクールに出せるから...」なんて訳のわからないこと言われる。そう思っちゃったんだから仕方ないでしょ。その時は小憎らしい盛りの中学生だったので、素直に従った記憶なし。

それで、そんなことはそれほど大切じゃないって、ある時から思うようになった。思っていたことに気が付いた、と言うべきか。大事なのは自分の気持ち、自分がどう思ったか何を感じたか。
「風立ちぬ」を読んで「僕は丈夫な身体に生まれてよかったと思いました」って書いた人知ってます。w (それ、ある本で同じネタ読んだけど、ほんとに偶然の一致らしい、専門書以外本読むような人じゃないし)

そんなわけで「海辺のカフカ」を読んで家出をしたくはならなかったけど>リツコさん、瀬戸内海の向こうに行ってみたいと思った。(思ったこといろいろ書くとネタバレしてしまうのでやめ)
by usa-log | 2005-03-18 00:23 | 観た、聴いた、読んだ
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