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なーんだ、みんなもアンが好きなんじゃなーい♪(ホッ)
なんでそんなにアンがよくてよくて、大人になってもしつこくよいのかと考えた。 More以下、ネタバレってほどではないけど、まっさらで読みたい方は見ないでくださいね。 ほんとを言えばアンの性格や生き方に憧れてたわけじゃない気がする。ぶっちゃけ、グリーンゲイブルスに来る前のアンは「おしん」みたいなもんだし、外見だって性格だってステキかどうかは微妙だ。少なくとも最初の方のページでは。利発なのはわかるけど、激しくおしゃべりだし、すぐキレる。想像力というよりは空想癖があるし、さらにうっかりモノで負けず嫌い。 だけど...そんなアンが魅力的に思えてしまう。 すべてはプリンスエドワード島マジックだ。 実際、アンはドジを踏みつつもいつも前向きなのだ。そして朴訥でやさしいマシュー。イザと言う時は心強いマリラ。 自分自身の努力とそれを見守り助けてくれる周囲の人に恵まれて、ひとりの女のコが成長していく物語。 おしん時代の知恵のおかげで、ダイアナの家で機転を利かせて妹を助けたり、そうやって自分で道を切り開いていく姿に感動するのだ。つまり、たぶんそれはどこにだってありがちな話なんだろうと思う。それがこんなにも魅力的に輝くのはなぜ? 言ってみれば、雑誌なんかが取り上げるところのライフスタイルってあたりだ。ニューイングランドって聞いただけでクラクラ来てしまうもの。 いつもお花がいっぱいか、美しく木の葉が色付いているか、さもなければ雪景色だ。 だいたいグリーンゲイブルスって緑のきりづまって意味って書いてあったけど、キリヅマヤネって何よ?...子供にはとても想像できなかった。(後に勝手にツーバイフォー工法のことじゃないかと思い込む)それでもきっと高い三角のカタチをした屋根なんじゃないか、なんて瓦屋根の日本家屋で想像していた。それがあこがれ、ってもの。 知らないからステキに見える。破風ってなに?牧師館ってどんなとこ? タイトルの赤毛をコンプレックスに思う、というのも日本人にはわかりにくい。黒い髪のダイアナが美しい少女って設定だったと思う。なんか納得できなかった。 他にも文化の違いで理解しにくいところはいろいろある。教会に行くのに帽子にお花を付けるのがなんでそんなにいけないのか...とか。 それよりも途中の道がお花畑になってることの方がずっと重要で魅力的だ。 桜並木を馬車で駆け抜けたり、リンゴが木になってたり...果樹園だよ、かじゅえん! 手作りのケーキにパンに。食卓に野の花を飾って...を真似して、庭の花やはっぱを引っこ抜いて飾ってみたけど...冴えなかった。 そのせいで「野の花」ってコトバに弱いのか。いまだに、春の野の花のハチミツの誘惑に負けてるし。 だからやっぱりすべてはプリンスエドワード島マジックだ。 (まだつづくかも)
by usa-log
| 2005-03-18 23:48
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