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usa*log 晴れ。ときどき、うさぎ王国

8月の熱い一日(4)そして伝説へ。

(1)から読んでにょ。

バスはほんの数分で目的地に着いた。会社の名前がバス停の名前だ。大企業ってすごいな。用意した地図もいらないくらいに滞りなく着いた。

守衛室で入館の手続きをしていると担当の方が声をかけてくれる。時間よりだいぶ早く着いたのに準備して待ってくれているのだ。早く来てよかった。お仕事は...私が以前からというかずいぶん前からやってみたくて実現できなかった分野だ。これってきっと個人的にはチャンスなんだと思う。きちんとしたものをお見せすることができればたぶん問題ないだろう...できなければ私がそこまでだったということだし。帰ったら世界手芸紀行とか引っ張り出して見てみよう。たぶん、きっと、いつかこういう日、こういうシチュエーションを夢見ていた部分があるのだから。ほんとに。なんかすごく楽しい気分。

るんっ♪な気分で帰り道に。帰りは駅まで歩くことにする、地図もあるわけだし。十字路の角にある社屋の位置を確認して歩き出す。しかしそれはたちまち疑惑へ。駅がない...。
たぶんもっと早く気がつくべきだったのだろう。川を渡った時点で怪しいと思わなくては...と今は思うけど、その時は川を渡ったら駅が見えそうな気がしたんだもん。

しかし。行けども行けども、な〜〜んもないぞ。...私は海あり坂ありの街で育っているので、だーっっとどこまでも続く平地には極めて弱い。それにバス停もないのはどー考えてもおかしい。とっても不安を感じる。もうダメだと思った。誰かに聞こう、駅はどっちですかと聞いてみよう。いつも聞かれてばっかりなのだからたまにはいいだろう。しかし。誰も歩いてない。そう、人もいないし、たまにいてもチャリ乗ってるし。チャリの人を止めて聞く勇気もない。
...仕方ないので「セーブしたところまで戻る」を選んだ。

で。
90°違ってたよ...。どーしてこうなるんだろう??

結局、4時2分に守衛室を出て、駅に着いた時は4時半を回っていた。クラクラした。するよな、フツー。

京王線を乗り継いで、ようやく渋谷に戻った時は心底ホッッッとした。渋谷の駅がこれほど恋しいと思ったのは初めてかもしれない...。
by usa-log | 2004-08-05 02:24 | うさぎ王国
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